中学時代の原体験〜my Visionへと繋がる vol.①〜
「音楽をはじめたキッカケは何ですか?」
この質問をされる度に、話している
私の原体験がある。
まずは、この原体験のエピソードから
これからのビジョンまで
何回かに分けて、伝えていきたい。
・・・それは私が中学2年の時。
“選択授業”というのがあって、
「音楽」か「体育」かを選んで授業を受けられる制度?があった。
私は音楽が好きなので、迷わず、
「音楽」を選んだ。
音楽クラスには、約2クラス分の人数が集まった。
違うクラスの友達も
この“選択授業”の「音楽」で、一緒になって
普段とは違う風景にワクワクした。
・・「一体、どんなことをやるんだろう?」
と、ワクワクしながら友達と待っていたら、
『自由にグループを組んで〜!アカペラをやります!』と、先生からの発表があった。
しかも、最終的にみんなの前で発表をして、
優勝したチームは、合唱コンクールで全校生徒と保護者の前で発表出来る
とのこと!
聞いた途端、すごいドキドキしたのと同時に
これは、「優勝して、みんなの前で歌いたい・・!!!」
と、素直に思った。
私はクラスは違うけど、仲の良かった友だち5人でアカペラグループを組んで、
恥ずかしがり屋だけど、目立ちたがり屋でもある(笑)私は、メインパート(主旋律)を担当することになった。
ーー 実は、当時の私は、人前で話すことがかなり苦手で、顔が赤くなったり手が震えたりするほどでした。
そして、好きな人は元より、友達の目も数秒以上見てられないほどの極度の恥ずかしがり屋。
だから、メインパートを担当し、人前で歌うことは、私の中でかなりのチャレンジでした。 ーー
・・・話を戻すと、
友達との練習は、本当に楽しかった!!
ひとりひとり違うパートで、お互いの声を聞いて、お互いの声を響き合わせて、ハーモニーを奏でていくアカペラは、一人で歌うのとは味わえない学びがあったし、喜びを感じることができた。
放課後にも何度も練習して、とうとうクラス内での発表の日。
緊張してたからあんまり覚えてないけど、みんなで歌った楽しかった感覚だけは今も覚えてる。
結果は・・・
見事、、、、、優勝!!!
合唱コンクール当日に、全校生徒と保護者の前で歌えることに決まった!
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そして、、、
ついに迎えた、合唱コンクール本番。
初めて、
200〜300人の前に立って
歌をうたうことに、
不安とドキドキとワクワクで
胸がいっぱいだった。
・・・そして、私たちの歌う時間になった。
初めて上がった、私たちのためだけのひな壇。
見上げると、まるで太陽みたいに、
キラキラ輝き、明るく照らしてくれる照明たち。
隣には、信頼できる大好きな友達。
目の前には、隣同士でワイワイ話をしている先輩たちとずっと後ろには保護者のみなさん。
自分の中で、今までには感じたことのない喜びと、
「よしっ!!」と心を決めて、歌い出した。
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・・歌い始めると、緊張してたはずなのに、
「なんでこんなに楽しいんだろう・・!!」
と静かな感動と興奮の中で、歌を歌っていた。
“ 君と出会った奇跡が
この胸に溢れてる
きっと今は自由に空も飛べるはず ”
まさに、この歌詞の通りの感覚だった。
私の心は、どこまでも自由で、
何にもとらわれず、感謝と幸せな気持ちでいっぱいだった。
歌っている友達たちも
きっと、同じような気持ちだったと思う。
そして、それが通じたように
会場の中の、緊張した空気が
柔らかな空気に変わっていった。
自然と、私たちの歌声に合わせて
手拍子が起きた。
サビでは、楽しそうに笑顔でウェーブが起きた。
私は、頭上から照らされたキラキラした太陽みたいな照明と、
個性豊かな大好きな友達の歌声
気持ち良く歌っている自分
そして、目の前に広がる“幸せな光景”に、
今まで感じたことのない
包みこまれるような、
大きな幸せを感じた。
私たちの歌声から放たれる幸せが
会場全体を包み込んで、
目の前にいる先輩たちから、
後ろの保護者の方々まで、
幸せがヴェールのように広がっていく・・・
大好きな仲間たちと
歌を通して
この身体で感じ、
この目で、
こんなにも幸せな光景を
見ることができたことに
心からの幸せを感じた。
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この体験が、今の私に繋がって
これからに繋がっていきます。
まさか、当時はこんな風になるなんて
思わなかったな^^
長くなったので、また次回
続きを書きます(*^^*)